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日経225先物トレードの利益にかかる税金
- 2015/12/21
「日経225先物トレード稼いだ利益には、どんな税金がかかるのでしょうか?」
「会社員の場合の税金は、どうなるのでしょうか?」
利益が年間トータルで20万円未満の場合には、税金はかからないので、免税になりますが、
もしそれ以上の利益が出た場合、儲けた利益を、すべてそのまま使ってしまってはいけません。
日経225先物トレードで儲けた利益には、
売買の結果得た利益にかかる「譲渡益課税」と言う税金がかかります。
それは、会社員でも原則、確定申告が必要になります。
日経225先物指数を売買して、その差額の利益を「譲渡益」といいます。
譲渡益は税率20%(所得税15%、住民税5%) の「申告分離課税」として、給与等他の所得と区分し
て税金の計算を行います。
利益-手数料=純利益×譲渡益税率20% ⇒ 確定申告が必要
通常、会社員の給与所得は、勤務先で年末調整をするので、特別なことがない限り確定申告をする
事はまずありません。
しかし、日経225先物投資の譲渡益については年末調整の対象外になるので、勤務先で年末調整を
している場合でも、確定申告を自分で行わなければいけなません。
確定申告の計算の期間は、個々の取引を年間(1月1日~12月31日)ベースで通算します。
年間の取引のすべての利益と損失を足して、手数料を引いて、利益が出ている場合に、確定申告で
金額を申告して、その税金を支払うことになります。
証券会社の口座を作成した時に、特定口座で口座を作っている場合自分で行う手続きを大幅に削減
することができます、またこの特定口座と一般口座の変更は後からでも変更が可能です。
証券会社の特定口座を
「源泉徴収あり」にしている場合
⇒証券会社が代わって納税してくれます、確定申告の必要はありません
「源泉徴収なし」にしている場合
⇒証券会社が年間の売買損益を計算して、「年間取引報告書」を作成してくれます、その報告書を
利用して自分で確定申告をします。
現在確定申告はネットを使って簡単に出来ます、提出書類を簡単に作成して印刷できるようになって
いるので非常に便利です、ネットで作成した書類を印刷したら、後は税務署に送るだけで完了です。
源泉徴収ありにしている場合には、年間トータルの利益が20万円未満でも、特定口座なら自動的に
20%分が差し引かれてしまいますので、特定口座・源泉徴収なしにしておくのが良いと思います。
ようするに、最初に証券会社の口座を何で作るかでやることが変わってしまいます。
どのような口座を作るのが良いのか、それぞれのケースによって違ってきますので、
それぞれのケースでベストと考えられるパターンを書いておきます。
・年間利益を必ず20万円未満に抑えると言うケースは「特定口座の源泉徴収無し」
・年間利益を20万円以上出すと言うケースは「特定口座の源泉徴収有り」
・年間利益にかかわらず、専業のトレーダーの場合には「特定口座の源泉徴収無し」
・年間利益にかかわらず、扶養から外れないようにしたい、もしくは余計な住民税や
健康保険税は払いたくないと言うのであれば「特定口座の源泉徴収有り」
にしておくのが良いと思います。